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コラム
 
その1  『打ち込みの タネ  明かします」
 
 
 
プロの音楽製作方法
 
ちょっとばかし、種明かしを。  
 

いわゆる、「打ち込み」の方法。 
私の場合、ステップ入力ではなく、鍵盤から入力しています。 できるだけ、補正はかけないように、納得ゆくまで、何度も弾きます。

音楽をより生き生きさせる方法として

1.ギター類の打ち込みは絶対に避ける
ギター系音源が入るだけで、嘘っぽくなってしまいます。 もの凄く細心に、何時間もかけてやれば別でしょうが。 それやったら、ギターの練習して、生音を入れる方がずっと近道です。 上手くゆけば、数年練習すれば、録音できるレベルになるかもしれません。

2. スラップベースを多用しない。
実際にベースを弾いてみればわかることですが、スラップ(昔はチョッパーって呼んでたなあ)は、常に強く叩いたり、引っ張ったりしているわけではなく、通常は、音程がはっきりわかる程度に、抑えて、それでいてクリアに弾きます。 アマチュアの方(というか、意外とプロでも)に多いのですが、打楽器よろしく、常に派手にパチパチ音を鳴らしているパターン。 耳障りなだけでなく、中途半端にクオンタイズ(リズム補正)をかけると、極端に、「機械臭く」なります。
スラップの打ち込みは、通常のベースより、より細かく、かつ大胆に。 でも、実際問題、生のベースを使用する方がはるかに効率的で、音も良いです。


3.教則本を鵜呑みにしない

例えば、よくある表現で「16ビートで、ハイハットとスネアは同時に入力しない。 ドラマーが演奏できないから」なんてあるけど、これも実際にドラムを叩いてみればわかるけど、(右利きのセットの場合)左手でハイハット、右手でスネアを叩けば、腕を交差することなく、同時に叩くことができます。 これは、一例で、実際に演奏したことのない音楽製作者(キーボードプレーヤーに多い)が、書いたものは、嘘が多いです。 特殊な楽器は別として、三味線や琴、パーカッション類は探せば、さわれることが多いので、実際に経験することが大切です。 逆に、さわることによって、人間では演奏不可能なフレーズを、打ち込みという技術によって、演奏することも可能になります。

4.打楽器を手抜きしない
YOSAKOI系に限ってですが。 ドラムパートがあまりにお粗末な曲が多すぎます。 音といい、オカズといい、ベタ打ちのオンパレード。 和太鼓にしても、音源そのままの音色で加工すらしていない。 あのままだと、単独で出すには迫力あるけど、アンサンブルに溶け込まない... ま、どういう音色に加工すれば良いかは、みなさんで試行錯誤してください。 

5.管楽器系
人間には、肺活量の限度があります。 それを考慮しないで、音楽をつくると... もちろん、テクニックとして、ロングトーンなんてありますが、常にそんなことしているわけじゃないからねえ。

てな具合で、イロハのイくらいは、披露させていただきました。 また、機会があれば、公開してゆきたいと思います。 雑誌とか、本にでていることは、鵜呑みにしないで。 プロの製作者、作曲家が自分達が何年もかかって会得した技術の本髄を簡単に明かすわけないでしょ。
 
(どうやったら、サビをノリノリにするかとか、いっぱいありまんね)



最後に。
これは、私自身のこだわりですが、どんな曲でも、生演奏にかなわないという信念がありますので、一部の曲(オーケストラ系)を除き、できる限り、バンドにて演奏可能な曲に仕上げてあります。 ピアノやオルガンも、いつ自分が弾かなくなるかもしれないので、自分で弾ける範囲のレベルにしています。 ライブだと、実際のキーボードプレーヤーは、それを基により複雑な和音やリズムを構築してゆけばいいだけですし。
  
 
LAY live at Sapporo Factory Hall