第一回 3/5/08
『なんだか 音が リズムが とりずらい』
よくあるパターンですが。 よさこいに実際に参加したことがない 作曲者がつくると、家や車では めっちゃ良い音なのに、実際に踊ると 音の通りが悪くて おどりにくいケース。
何故だかわかりますか?
音にリバーブ(残響)を与えすぎなんですわ。 だから、野外でノイズの多いところでは、「リズム」を 聞き取りにくくなります。 感じとれなくなります。
では なぜ、残響を多くするかというと。
一般の方々には、その方が 音が きれいに聞こえたり、深く感じたりするからなんです。
すなわち。
実際に 踊りやすいかどうかは 別にして、自宅やスタジオ、ipod、カーオーディオで聞いたときの印象がよくなるように 作られている。
それと。
製作サイドの理由ですが、リバーブや ディレイ(エコー)を多めにかけると、楽器の演奏のアラがわかりにくい。 特に 楽器演奏力が あまり無い方は そうされる傾向が強いようです。
逆に、残響が少ないと、相当きっちり弾かないと 聞き辛い音楽になってしまいます。
ま、ようするに。 「ごまかし」やすいってことですな。
でも、よく考えてみてください。
『よさこい』『YOSAKOI』 って、基本的には 「野外」で 踊る ものじゃないですか。
家で 少々 音に 奥行きが ないように 感じるくらいが 野外では ベストです。
それが、リスニング用につくられた 一般の音楽との違いです。
そりゃ、高知や札幌、させぼのように、大規模で 音響設備が良い イベントだと、少々 残響が深くても、 それなりに リズムを 聞き取れますが、数十チームが出る程度の 小~中規模のイベントでは、音響機器は 良くて それなり、一般的には 音がでかいだけで、解像度の悪い 音がでてくることが ほとんどです。
そして。
よさこい を 知らないで、音響を担当しているPA屋さんが 大多数。
こんな 状況で 奥行きの深い音、聞き触りの良い音をだしていたら、どうなると思いますか。
私 Jackieは、このHPで何度も触れているとおり、現役で 年間 何度も よさこいイベントに参加しております。 5年以上 踊り子として 踊ってもきました。
例えば、流し(パレード)なんかでは、後ろの方で踊っていると、どれだけ 音がつかみずらいかも 何度も経験してきました。
だからこそ、どういった音をつくれば、踊りやすいか、音が通るかが つかめたわけです。
どれだけ 机上で音響工学を勉強しても、PA卓の前で、何百イベント経験をつんでも、音つくりはつかめません。
これだけは、試行錯誤を重ねるしか 方法はありません。
どうぞ、雑踏の中で、私の曲 と、他の大多数のプロダクションでつくられた曲を 聴き比べてみてください。 どちらの音楽が 音が通っているか、すぐに おわかり いただけると 思います。